20世紀少年-最終章-ぼくらの旗

公開初日に早速観てきましたよ。
以下ネタバレ感想。




ともだちの正体は、フクベエ(佐々木蔵之介)=カツマタくん(神木隆之介)と、原作と同じようでちょっと違うという結果に。
原作では最後の最後にカツマタくんという名前が登場して「誰だよそいつは」と非難ゴウゴウだったけど、映画では『実は本物のフクベエはすでに亡くなっていて、同窓会に来たフクベエ(佐々木蔵之介)がカツマタくんだった』という設定に変わってた。
確かにそのほうが分かりやすいし、いろいろな伏線からも繋がっているので良いっちゃあ良いかも知れないなと。
あと、ともだちがああなってしまった原因のエピソードも細かく描かれていたのも分かりやすくて良かった。


キャストの再現度は、福田真由子やら山寺宏一やら、相変わらずお見事。
オッチョは特殊メイクし過ぎてコスプレチックになっていたけども。
高嶋政伸ロンブー淳吉田照美原口あきまさ等のサプライズキャストも意外性があって面白かった。
片瀬那奈は出番が一瞬すぎてちょっと可愛そう。


ケンヂが血のおおみそか以降記憶喪失になっていたとか、
ヨシツネがともだちに薬を嗅がされてともだちの振りをしていたとか、
ロックフェスティバルで原作では歌わなかった「Bob Lennon」をあっさり歌っちゃうところとか、
カットされたエピソードも多々あったりとか、相変わらずなんじゃそりゃ的な感は否めないけど、
原作の結末に納得いかなかったいちファンとしては「ともだちの正体」がしっかり明かされたのでその点は評価してもいいかなぁと。


いろいろと賛否両論あった作品だったけど、個人的には全3章なかなか楽しめて観られました。
DVDは、3巻パックが出たら買おうと思いますw