最近観た映画いろいろ

今週のお題「映画の夏」

※映画の内容ネタバレ注意。

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 シン・ゴジラ

 ★★★★★

シン・ゴジラ音楽集

シン・ゴジラ音楽集

 

 ゴジラ映画を劇場に観に行ったのは、1989年の「ゴジラvsビオランテ」以来かなぁ。

各所で絶賛されている今作品、素直におもしろかったです。

 

ゴジラが上陸して閣僚たちがアタフタしているところは妙にリアリティがあったし、

会議室のシーンは「踊る大捜査線」ぽい雰囲気だったり、

米軍からの攻撃でゴジラが逆上して放射線ビームで東京を壊滅させるシーンだったり、

軽快なテーマ曲に併せての「無人在来線爆弾」に観ていて興奮したり 、

 有名どころの俳優さんたちがチョイ役でカメオ出演しているのを探すのもおもしろかったし、

見どころが多くてとても一度では見きれない内容でした。

 

石原さとみのガッジーラ演技にはちょっと笑っちゃったけど、長谷川さんや竹野内さんの巧みな演技力のおかげで後半はほとんど気にならなくなりました。

庵野監督、エヴァンゲリオンはほとんど知らないし、ジブリ映画のへたうまな声優さんのイメージしかほとんどなかったけど、ゴジラ愛を存分に感じる仕上がりで良い作品だったと思います。

音楽もかっこよかったので、サントラ盤レンタルで出たら是非聴いてみたい。

間違いなくこの夏いちばんの作品だと思います。

 

インデペンデンス・デイ: リサージェンス

 ★☆☆☆☆

 20年前の作品の続編が今ごろ製作されるということでちょっぴり期待していたけど、案の定がっかりした内容に。

パート1の時はホワイトハウスが攻撃されて吹き飛ばされるシーンや高速道路かなんかのトンネルの中で爆風が押し寄せてきて犬が間一髪逃れるシーンなんかが有名だけど、今作はそういう印象的なシーンがほとんど無かったのがまず残念。

CGや撮影技術がこれだけ進歩したこのご時世で、最後の砂漠でのイカみたいなかっこわるいフォルムのラスボスとの決闘シーンとかも緊迫感が全然感じられなくて逆に笑っちゃうような仕上がりでガッカリ。

パート1は観ていてかなり興奮したのに、今作はIMAXシアターで観たのに関わらず、臨場感もほとんど味わえませんでした。

パート3も作るらしいけどどうなることやら。

 

僕だけがいない街

 ★★☆☆☆

レンタルで鑑賞。 

原作のマンガは好きで読んでいて最終巻までどっぷりハマっていた作品だっただけに実写化はどうなんだろうと思っていたけど、

あの壮大なストーリーを2時間に収めるのは案の定無理があるような仕上がりで、細かい設定の説明もないし、端折られた展開も山ほどあって、極めつけは原作とは違う話しの結末に「なんじゃそりゃー」状態。

キャラクターの配役は雰囲気に合っていて悪くはなかったし*1、映像の雰囲気も悪くはなかっただけに、マンガ原作の映画にありがちな「原作を無視した実写化」に残念な仕上がり。

同じマンガ原作の「アイアムアヒーロー」は原作の設定をうまく生かしていて良い内容だったのになぁ。まさにどうしてこうなったというべき作品。

 

残穢 住んではいけない部屋

 ★★★☆☆

残穢[ざんえ]―住んではいけない部屋― [DVD]

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レンタルで鑑賞。

 「リング」や「呪怨」のような、いきなりの大音量でドカーンと驚かせるような類の作品ではなく、ストーリーをじっくり見せてジワジワと怖がらせるようなホラー作品。

話の内容的にめちゃめちゃ怖いような展開でもなく「世にも奇妙な物語」のような淡々とした雰囲気で、ストーリー上の謎も最後までよく分からないような内容で、ちょっと消化不良ぎみな作品。

和楽器バンドのイメージソングは劇中で全然使われてなく、ほんとにただのイメージソングだったというのもちと残念。

可もなく不可もない、淡白な内容のジャパニーズホラー作品でした。 

*1:某藤原さんや有村さんの演技力は決してうまくはないけども。