『ハウルの動く城』観てきました。

天気も良かったしちょうどヒマだったので公開初日に観ちゃいました。
今は指定席制なので早めにチケを買っておけば並ぶこともなくて楽でいいですね。


客層はカップル、お子さま、親子連れ、孫と来たおばあちゃん、お兄さんひとり、女性ふたりなどまさに老若男女状態でした。
ただ赤ちゃん連れて来るのはやめれ。うるさくて集中できん。


以下ネタバレにつき「続きを読む」記法で書いてみます。
まぁキーワードリンクで来られる方はネタバレOKの方だと思うけど一応。



正直微妙でした。
まず話が分かりづらいというか、状況説明もなくて展開が急に飛んでいて追いつけないところが結構ありました。
まぁ宮崎作品はそーいうのが多いけど。
千と千尋」だって何故いきなり両親が豚になったり、名前が千になったり、挙げ句の果てにハクが千尋が小さな頃に落ちた河だったというオチとツッコミどころ満載ですけど。
雰囲気的にはナウシカ千と千尋もののけ姫といった感じかな。
この3作品が好きな人には面白いのかも知れないけど、ラピュタやトトロ派の人(自分もそっち)には物足りないというかイマイチでした。


キャラクターは可愛らしくて好感のもてるキャラが多くて良かったです。
その点は千と千尋より良かったかな。
懸念された声優陣の演技は、キムタクは意外と悪くなかったですね。
ハウルの雰囲気に合ってましたね。それなりに演技はしてました。
ただ、ところどころ棒読みに聞こえたり、木村拓哉になってた部分があったりと不満があるといえばありますね。
倍賞千恵子さんが18歳と90歳の2役を担当してるんだけど、18歳は正直無理があったなぁ。どう聞いても18歳には聞こえなかった。
何故ひとり二役にこだわったのか。別々の人でやっても良かったのに。
せっかく可愛らしいキャラクターなのに勿体無い。
雰囲気的にはラピュタのシータの声優さん(ドラミちゃんもやってる横沢啓子さん)が合ってたと思う。
あとの声優陣は上手かったと思うけど、前にジブリ作品に出た人ばっかを使うのはどーなのかと。
何故もっとバリエーションを増やそうと思わないのかな。まぁ演技がうまいから使うのかも知れないけど。
実際、美輪明宏神木隆之介くんも我修院達也も上手いけど。
大泉洋氏は最後の最後にちょこっとだけ出てくるだけってのもどーなんだろう。
スケジュールの都合なのか宮崎さんの意向なのか知らないけど、ファンは怒るんじゃない?
あと原田大二郎氏はあれじゃあ誰も気づかないよ(笑)


パンフもねぇ、著名人の感想ばっか載ってるけどもっと制作秘話みたいなのを載せましょうよ。
36ページあって、制作秘話は3ページだけってのは正直ぼったく(ry


映像は素晴らしかったです。
風景は純粋にキレイだなぁと思ったし、動く城の描写も立体感があって細かいところまで書かれてて良かったです。
音楽は久石譲さんらしいなといった感じ。
だけど観てて一度も鳥肌は立たなかったなぁ。結構感動したりするとすぐ鳥肌が立つタイプなんだけど。
なんか淡々と観ちゃいましたね。
映画前の別作品の予告には鳥肌が立ったのに(笑)


正直、宮崎作品の新作を3年間待たせてこれかよ、といった感じですね。
ナウシカラピュタ・トトロを越える作品はやっぱ出来ないのかな。
興行的には成功するでしょうけどね。ファンは多いし。
映画館で観る価値はありますよ。音の立体感は劇場でしか味わえないと思うし。
DVDは・・・買わないかも。


長々と失礼しました〜。